トラウマからの解放③~防衛反応と自律神経

こんにちは。

カウンセリングルームSunnysideセラピストの奥野です。

今日は私の住んでいるところでは、雨が降ったもののその後は晴れて少し暑かったです。

そして、緊急事態宣言が延長されることになり、

みなさんは、どのようなお気持ちだったでしょうか・・・。

前回のブログで、どのような防衛反応で人が脅威を乗り越えようとするのかを書きました。

今日はそれぞれの防衛反応でどのような自律神経が働くのかというのを書きたいと思います。

ただ、大事なのは、防衛反応のときにだけ自律神経が働くのではなく、バランスよく自律神経が働くことが大切です。

人とつながるときに働く神経

前回のブログで、人は脅威を感じた時に、人とのつながりでその脅威を乗り越えようとすると書きました。この、人とつながるときに働く自律神経のことを腹側迷走神経といいます。表情を作る部分だったり、人とつながるときに良く使う部分に多くこの神経が発達しているといわれています。そして、この神経が優位に働いているときは、より安心や安全を感じている状態でもあります。

幼少期から親とのつながりや、人とのつながりにおいて傷つきがあるときは、この腹側迷走神経がなかなか優位になる機会が少なく、人と繋がる感覚がわからなかったり、人と繋がりたいと思わなかったり、その影響が人間関係に現れることが多いです。

闘争・逃走反応のときに働く神経

防衛反応のひとつである、闘争・逃走反応のときに優位に働く自律神経は、交感神経です。この神経の名前は良く聞くのではないでしょうか?この神経が優位なときは、心拍が早くなったり、呼吸が浅くなったりと身体に変化が現れます。ただ、この交感神経がマイルドに働いているときは、仕事や運動をしているときや子どもでいうと楽しく遊んでいるときなど、良い働きをしてくれているときもあります。

 

凍りつきのときに働く神経

防衛反応の中でも一番古典的な反応と言われる凍りつきのときに働く自律神経は背側迷走神経と言われています。この神経が優位に働いているときは、心拍数や呼吸がゆっくりとなるなどの身体的な変化が現れます。ただ、この神経がマイルドに働いているときは、一人でゆっくりと本を読めたり、適度にリラックスできたりします。常にこの神経が高く優位になっていると、何もやる気が出なかったり、身体が自由に動かなかったりなど、そのほか様々な症状が出てきます。

 

このような3つの自律神経の働きについての理論はポリヴェーガル理論と言われています。日本でも、ポリヴェーガル理論についての本が出ています。もともと、ソマティックエクスペリエンシング®療法が確立される過程で、このポリヴェーガル理論の要素を非常に多く取り入れています。少し、長く、難しく感じる理論ですが、ぜひ機会があったら本をお手にとってみてくださいね。

それでは、トラウマとなると、この自律神経がどのような働きを示すようになるのでしょうか?次回は、トラウマと自律神経のパターンについて触れてみたいと思います。

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