トラウマとつながり
こんにちは。
カウンセリングルームSunnysideセラピストの奥野です。
涼しくなり、秋の訪れを感じるようになりましたね。
さて、トラウマによる様々な症状の一つとして、人とのつながりを感じにくいというものがあります。
そして、コロナ禍の中、自宅にいる時間が長くなると、人とのつながりが希薄になりがちですね。
トラウマを抱えた方は、さらにつながりを感じられず、孤独を感じている方が多いのではないでしょうか。
どうしてそのようになっていくのか、ブログを書いてみようと思います。
少しでも孤独から解放されますように・・・。
人とつながるのが怖い?どんな症状?
表面上は上手くいっているように見えても、なぜか人との間に見えない溝のようなものを感じたり、周囲に人はたくさんいるのに孤独を感じたり、距離を縮めようとするとかえって緊張してしまったり・・・そういうことはありませんか?そして、そんな時、周囲にいる人に責められているような気がしたり、周囲の目に恐怖を感じたりすることがあります。人との距離の遠さにあまり気づかず、恐怖だけを感じたり、身体面の症状として現れてくることもあります。このコロナ禍の中でなくても、対人面で傷つき、周囲の人との関係が希薄にならざるを得ない状況が続いたときは、同じように感じることもあると思います。会社に行けなくなったり、学校に行けなくなったり・・・症状が強くなってくるとそんなことが多くなってきます。
なぜ人とのつながりを感じられないのか?
なぜそのような症状を感じるようになるかという原因は、様々なものが考えられると思います。例えば、前述したように、対人面で傷ついた結果、人との関係が希薄になることもあります。さらに、幼少期より養育者との関係が適切でないときがあった場合、常に人とのつながりを感じられないときがあります。コロナウィルスの感染拡大により、直接的な人との関わりが減ってしまい、さらにつながりが希薄になることもあります。
なぜ、このようなことがあると人とのつながりを感じられず、孤独感を感じたり、恐怖を感じたりするようになるのか。それは、自律神経の一つの腹側迷走神経という神経があまり使われなくなってしまうということが関係していることがあります。この腹側迷走神経が働いていると、人は安心して人とつながることが出来ます。そして、楽しさを感じれたり、やる気が出たりします。安心して人とつながることが出来るので、人を怖いと感じたりすることもありません。トラウマがある方や、子どもは、この腹側迷走神経が上手く働かなくなっている方が多いと感じます。つまり、交感神経や背側迷走神経(動物でいうと死んだふりをするときに使う神経と言われています)が優位であることが多く、身体と心は常に危険を感じてしまうのです。
*交感神経や背側迷走神経、腹側迷走神経については他のブログも参考にしてみてくださいね。→例えば、こちら
人とのつながりを感じられるようになる?
トラウマのエネルギーの解放や、ストレスによる自律神経の不安定さの解消をしていくことで、腹側迷走神経がバランス良く働くようになると人とのつながりを感じられるようになってきます。人との関係性の中でトラウマになった場合は、そのトラウマの解放には少し時間が掛かりますが、人とのつながりを安心の中で感じられるというのは、とても心地よい体験です。日常の中では、少しでも心地よい感覚を得られるものに触れる時間を取ると良いと思います。(ただ、お酒だったり、一時の快感とはまた違いますので注意してくださいね。)
トラウマが深い方はやはりセッションをお勧めします。トラウマが深いことに気づいていないときもたくさんあるのですが、何かこのブログで共感できる部分がある方は探ってみることも良いことだと思います。
今日も良い1日をお過ごしください。
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